MIHOのタイスタートアップ100社インタビューするまでやめないブログ。

夢が広がりんブーーーン⊂二二二( ^ω^)二⊃

【後半戦】True Incube Asia Pacific Mobile App Challenge 2014参加るぽ。

True Incube APMAC 2014後半戦続きます!

前回の記事ではオンラインマーケットプレイスのSuperRFQやスクーターメッセンジャーサービスのSkooterなどのスタートアップを紹介しました。では残りの5社の紹介をします。

6.StudyPact

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StudyPact StudyPact | Earn money for studying

「あなたの勉強に対する意欲を買ってみませんか?」

e-Learningの学習測定アプリケーション。スマホやPCを使った勉強はどうも苦手、最初はやる気があるのにいつも3日坊主でせっかく課金しても無駄に……という人に向けて、モチベーションの維持を促すサービス。アプリ内に登録されている200の学習アプリから自分が勉強したいものを選択する。次に、1週間の目標時間を設定。その際、自分のモチベーションを保たせるために学習時間1時間あたりの金額を決める。もし目標が達成できなかった時は(達成できなかった時間×設定額)を支払う。逆に成功した場合はお金が貰える仕組みになっている。

(メモ)あるmoocのアプリ使用前の達成率5%を85%に伸ばしたとか。今後、まだ未確定なようですが、保有するe-Learning,moocsのテストをパートナーを結ぶ会社の就職活動に反映する計画があるようです。

 

7.TRCLOUD

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インターネットブラウザー上で一括管理できるフリーの会計ソフトウェア。サービスの特徴としてはクラウドストレージ、スマートダッシュボードと呼ばれる場所に歳入や支出などの記帳をすることで、所有財産の細かい分析やコストの追求が出来る。基本的に法人企業向けのサービスのようだが、そちら方面に向けて特に特徴的な機能としては、顧客への見積書、請求書の作成から個人情報の保存も出来る機能。これらの機能は無料で使用できる。
(メモ)ローンチは去年の10月。現在600人のユーザーがいるそうです。 
 
8.Serfpark

バンコク内の車の駐車場を検索できるモバイルアプリケーション。駐車場は市内に点在するコンドミニアムの駐車場を主に使用する。セキュリティ面でコンドミニアムは入り口の警備がしっかりとなされていて、普通のパーキングエリアよりも安全且つスペースが余っているという理由で選ばれた。サービスの利用方法はいたって簡単でSerfparkのアプリケーションがgoogle mapと連携しているのでGPSで自身の位置の周囲にある利用可能駐車場を選択、そしてクレジットカードで決済をすれば完了だ。まだプロットタイプのみでローンチはされていない。

(メモ)現時点でスポンサーを名乗り出ている会社が6社ほど。ほとんどコンドミニアムの会社ですが、90000の駐車スペースを確保できる見込みがあるようです。

 
9.Bikemotors

「安全で便利なマウンテンバイクコミュニティを。」

マウンテンバイカーに向けたモバイルアプリケーション。あるデータで10人に7人のバイカーは事故にあっているという問題から着想を得たようだ。もちろん創業者はマウンテンバイカー。サービスの内容はサイクリングの安全で渋滞が少ないルートの提示、rest/eat/drinkのカテゴリで周辺エリアのカフェ、バイクショップ、休憩所、などの情報の提供も行う。google mapと連携しているため、常に最新の渋滞情報を取得できる。

(メモ)バンコクはマウンテンバイカーが多く、創業者もそうであることから着想を得たのかな。 

 

10.Dipify ★今回のWinner!

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「きっとどこかにいるであろう、あなたと同じことを考えたり行動している人へ」

人と人をマッチングする出会い系アプリケーション。FacebookYouTubeのイイネボタン、もしくはcheck-inをすると自分と同じくイイネ/check-inをした人に通知が行く仕組みになっている。気になった人とはチャットをすることもできる。またコンテンツプロバイダーと契約をしており、メディアなどの配信も行っている。ユーザーはバンコク市内の大学生、パートナーシップ結んだ企業のフォロワーが多くを占めている。自分の検索したいタイプを性別、血液型などを選択することによってフィルターをかけることができる。またチャットも行える。

(メモ)フィルターやチャットのステッカーはポイントが必要なポイント課金制を取っている。

 

タイのスタートアップのリアルを見ることができた

合計10のサービスはどれも個性的で創意工夫が凝らされていて見ていてとてもたのしめた。優勝は出会い系アプリのDipify、レストラン経営向けアプリのFoodStory、建設資材のオンラインマーケットプレイスを提供するSuperRFQだった。人のマッチング、という点ではDipifyとFoodStoryが同じ系統だが、より詳細なサービス内容を見るとどれもまったく被っていなかった。

全体的な傾向としては、実用的なサービスが多いという印象を受けた。駐車場の提供やスクーターのメッセンジャーなど日常生活の場で活用でき、万人ウケしそうなサービスからフリー会計ソフトやクラウドストレージ系などの一部のビジネスマン向けだが、作業効率を高めるのに役立つオンライン系のサービスが多かった。

ニッチな層に向けたサービスとしてはサッカー好きな人やマウンテンバイカー向けのものがあった。

残念だったのは、サービスのモックだけだったりオフィシャルウェブサイトが無いスタートアップも多かったこと。優勝には至らなかったにせよ個人的に興味をもったサービスが調べることができず、ちょっと勿体無いなぁと思った。

 

次のステージのシンガポールは来月に行われるそう!ぜひタイのスタートアップがバルセロナでの大会へ進出できますように。

2015.1.19